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INDIVIDUALIZED SHIRT

今シーズンpublicでは久々に展開したINDIVIDUALIZED SHIRTS(以下インディビ)。


左から
INDIVIDUALIZED SHIRTS * Camp Check Long Sleeve Shirt * Navy 28,080Yen
INDIVIDUALIZED SHIRTS * Camp Line Long Sleeve Shirt * Rust 28,080Yen

今までのインディビからするとこのオープンカラーでアメリカン50’sなディテールは新鮮に感じるのではないでしょうか?
オープンカラーのシャツはアロハシャツやボーリングシャツなど不良性なイメージがあるかと思います。
以前はコーディネートでその不良性を相殺したりもしたものでしたが、そこはさすがのインディビ!アメリカントラッドを熟知しているので古き良き時代のチェック柄やリネン素材などで上手く料理してくれていますね。

アメリカを代表するカスタムメイドシャツメーカーのインディビはその歴史ある背景を存分に活かした縫製や素材選びはかのブルックスブラザーズのカスタムメイド部門を長く任されていた経緯を持つアメリカ国内でも指折りのファクトリーシャツブランド…と言いたいところですが最高級かどうかは???

でもね、なんでもかんでもクオリティだけを追求した物が最高級なのかと言えば、僕自身答えはNo!世の中には沢山の素晴らしいブランドが存在しますが、中には
「これはこの生地に対してこれくらいの縫製だから生まれる雰囲気が最高なんだ!」
というブランドもあります。

僕の先輩でシルバージュエリーブランドのディレクターを務めている方がいるのですが、国内のウエディングリングなどを手掛けるベテランの職人さんにアメリカの某有名シルバーブランドみたいな雰囲気で作成して欲しいと頼んだところ
「こんな雑な感じは逆に難しい。自分たちは歪みも傷もとことん排除した物しか作れない。」
と、言われたそうです。

僕はこの話を聞いた時にあえて下手巧(へたうま)に物作りをすることが如何に難しく、良い服とは何か?というのを心底考えさせられました。それは計算して作り出すことも可能ですし、偶然から生まれ後に必然になるというパターンもあるとは思うのですが、いずれにせよ難しいことに変わりはありませんからね。

僕自身、こういった考え方なのでインディビが作るオープンカラーのシャツはとてもバランスが良く、組み合わせるブランドの幅も広いので重宝しています。


INDIVIDUALIZED SHIRTS * Camp Line Long Sleeve Shirt * Rust 28,080Yen 着用サイズM
着用モデル(眞木):身長180cm 体重75kg 胸囲102cm

レンガ色の無地は100%リネンとなりますので今からの季節にはピッタリ!
チェックに比べるとインパクトに欠けると思われるでしょうがリネン素材のオープンカラー、しかもアメリカ製ともなると中古市場でも滅多にお目にかかれないですし新品でもアメリカ製はインディビくらいしか思いつきません。
洗えば洗うほど風合いを楽しめるのもリネンの醍醐味!それをオープンカラーので味わうというのも粋ですね。


左から
INDIVIDUALIZED SHIRTS * Camp Line Long Sleeve Shirt * Rust 28,080Yen 着用サイズM
着用モデル(眞木):身長180cm 体重75kg 胸囲102cm
INDIVIDUALIZED SHIRTS * Camp Check Long Sleeve Shirt * Navy 28,080Yen 着用サイズM
着用モデル(葉山):身長178cm 体重68kg 胸囲89cm

中々こういったバランスでオープンカラーシャツを作るブランドは少ないですし、アメリカンシャツテイラーの伝統を守り続けるインディビが手掛けるオープンカラーシャツというだけでシャツ好きの方々のお墨付きは頂けるのではないでしょうか?