MOTHER HAND artisan
ベルギー・ブリュッセル在住の日本人、永井夫婦が立ち上げたニットブランドMOTHER HAND artisan。
大好評により、あっという間に店頭から姿を消していったクルーネックモデルGENTに続き、同生地のタートルネックモデル、そして今シーズン目玉のコレクションラインが入荷しました。
MOTHER HAND artisan * IEPER * ECRU 32,000Yen+Tax
MOTHER HAND artisan * IEPER * NERO 32,000Yen+Tax
素材にはGENTと同じく、スーパーファインウール75%アンゴラ25%という永井夫婦が考える黄金比率の生地を使用しています。
生地は非常に柔らかく、高級カシミアと同じ程に肌触りが良い生地で、ずっと触っていたいくらいです。
洗っていくうちに目がぎちぎちに詰まっていき、厚みをもっていく生地です。
ぶ厚過ぎない生地は、これからの時期ジャケットのインナー等にも重宝しそうですね。
MOTHER HAND artisan * VEURNE * GRIGIO5 36,000Yen+Tax
MOTHER HAND artisan * LEUVEN * GRIGIO5 36,000Yen+Tax
MOTHER HAND artisan * MECHELEN * GRIGIO5 44,000Yen+Tax
そしてこちらがコレクションラインのモデルです。
クルーネック、Vネック、カーディガンの3型での入荷。
先程ご紹介しました、スーパーファインウール75%アンゴラ25%の生地に縮絨加工を施した生地になります。
縮絨加工とは特殊な薬品を使用し、洗いをかけウールをわざと縮ませる加工方法の事を意味します。
このニットの最大のポイントは、縮みを完璧に計算されている点です。まさに職人の技ですね。
どのモデルもパターンはすべてオリジナル。
やわらかな弧を描く肩、えぐられた脇の下のラインにより可能な細いアームホールなど、立ち姿が美しく見えるように設計されています。
そして最大の特徴は、腕やボディと言った、ひとつひとつのパーツがつなぎ目無しで作られているということです。
ぎゅっと目の詰まって厚みをもっていながらも、柔らかさのある生地はフリースのような、他のニットとは一線を画す生地です。
加工のかけられた生地は、厚みはでながらも上品さを感じます。
永井夫婦が長い年月をかけ作られたニットは、とても軽くて保温性も抜群です。
工業化が進んだ現代、世の中は生産効率を優先したモノ作りが大半をしめています。
しかし、MOTHER HAND artisanのニットはあえて手間のかかるハンドメイドに拘り作り続けられています。
人の手作業から溢れる暖かみと緊張感を含んだ、独特の空気を纏ったニット。
手作業でしか生み出せない洋服ってあるんだなあと、改めて感じさせてくれるニットだと思います。