tamaki niime | public

数年前にpublicで展開していたtamaki niimeを久しぶりに仕入れました。

“日本のへそ”とも呼ばれている西脇市を中心とした兵庫県北播磨地方の伝統産業「播州織」で織り上げたショールはどれも彩り豊かな表情と、ふんわりとした柔らかい生地感は多くのファンを魅了しています。

広大な自社工房兼ショップはtamaki niimeの作品とそのモノづくりの姿勢を同時に体感できる素晴らしい空間です。

デザイナーの玉木新雌さんはモノづくりに対してかなり深く掘り下げる、デザイナーというよりは研究家のような姿勢で「藩洲織」のポテンシャルを更に引き出し、現在はほぼ全ての工程(パターン、デザイン、縫製、織り、編み、染め)を自社内の工房で行っています。

工房内は幾つもの古い力織機が整然と並んでおり、至る所から聞こえる力織機が奏でる機械音は我々にとってはとても耳触りの良い「モノ」が産まれる生の音でした。

tamaki niimeの作品はそのストイックなまでの自社生産と古い機械を使いながらも決して懐古調ではなく、常に新しいモノづくりに挑戦し続けています。
そういった姿勢で創り出されたショールは老若男女、世代やジャンルの垣根を越えて幅広く愛され、「藩洲織」の新しい概念までも創り上げる世界的にも希有なブランドではないでしょうか。

2014年よりコットンの無農薬栽培もスタートし、益々モノづくりに磨きがかかっているのですが、tamaki niimeの姿勢は自由に、そして柔軟に全世界に広がっていくことでしょう。

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